フッ素樹脂とは?

弊社では取り扱い材料の80%がフッ素樹脂です。 フッ素樹脂とはプラスチックの種類のひとつです。フッ素樹脂には「PTFE」、「PFA」、「PCTFE」、充填剤入りPTFEなどの素材があり、フッ素樹脂といっても1種類ではなく、その中にいくつもの材料があります。
材料を限定し大量に使用することで、普通では在庫しにくい厚板や大口径ロッドなども低価格でストックできます。
そのため、豊富なフッ素樹脂素材を在庫しています。フッ素樹脂はとてもデリケートな素材で温度によってサイズが変わったりします。エステックでは季節を問わずいつでも一定の温度を保てるよう材料の保管・管理をしています。

多くの素材の在庫のうち、サイズが小さくなってしまったものや、エステックで製品を加工した残りの材料を「端材」としてリーズナブルなお値段でご提供させていただいております。他では入荷困難な素材を多数そろえておりますので、ぜひネットショップをご覧の上、皆様の「ものづくり」のお役にたてていただければと思います。端材のため同じ商品はありません。表面に傷等がある場合もございますが、その分お値段もお安くなっておりますので、ご了承ください。

↓在庫の一部です。空調設備の整った材料用の特別室で在庫を保管・管理しています。

PTFEロッド PTFE(板) PTFE(板厚物)

主なフッ素樹脂の種類 

エステックで取り扱っている主なフッ素樹脂の種類です。

詳細はページの下の方の素材をクリックしてください。

  • PTFE(ポリ・テトラ・フルオリ・エチレン)
  • PFA(トテラフルオロエチレンバーフルオロアルモル)
  • PCTFE (ポリ・クロロ・トリフル・オロ・エチレン)
  • PVDF(ポリフッ化ビニリデン樹脂)
  • 充填剤入りPTFE(CF・CGR・GR・BR・GMO・GGRなど)
  • ゴアテックス®
  • その他 種類が多いため主なものしか記載しておりません。他素材に関してはお問い合わせください。

PTFE(ポリ・テトラ・フルオロ・エチレン) クリックしてください

エステックではPTFE素材をメインに取り扱っています。
 PTFEはフッ素樹脂素材の代表的な素材で、テフロンRとも呼ばれています。
 また、色が白いことからわが社では「シロ」と呼ぶこともあります。
 PTFEは耐熱性、耐衝撃性、高絶縁性を持っており、その特性を生かしてさまざまな可能性を生んでくれています。
 また、すべての薬品に対して、溶解や膨張が見られない極めて優れた化学的安定性を持っています。
 機械的には摩擦係数が小さく優れた摺動性を持ち、電気絶縁性にも優れています。

分類 分子構造
四ふっ化エチレン樹脂

PFA(テトラフルオロエチレンバーフルオロアルモル) クリックしてください

PTFEと同等の耐熱性、耐薬品性。電気的特性を持っている素材。
透明性がよく、特に高温での機械強度に優れ、加工性もよく一般の熱可性樹脂と同様に射出成形が可能です。

  (テトラフルオロエチレンバーフルオロアルチル
   ビニルエーテルコポリマー
   テトラフルオロエチレン)

分類 分子構造
四フッ化エチレン-
パーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂

パーフルオロ、エポキシプロパンからその二量体を経てパーフルオロを合成し、これとTFEとを共重合してポリマーを得る。

PTFEと同じで溶融金属ナトリウムや高温高濃度のフッ素ガスに侵されるだけで、極めて優れた安定性を持っている。

PCTFE (ポリ・クロロ・トリフル・オロ・エチレン)  クリックしてください

ダイフロンや3Fとも呼ばれている。
透明度が高く硬度もあります。低温特性も優れています。
フッ素樹脂の特性をある程度維持しつつ強度をもたせるなどに適しています。

分類 分子構造
三ふっ化塩化エチレン樹脂

CTFEはトリクロロトリフルオロエタンのメタノール中での脱塩素によって、また、そのポリマーは有機過酸化物を開始剤として用いた重合で得られる。

PTFEよりやや劣るものの、強酸、強アルカリや酸化剤に対しても強い抵抗性を示す。
特殊なハロゲン化有機溶剤には高温で膨張または溶解する。

-50~180℃までの耐熱性を持ち、極低温での寸法安定性に特に優れている。
高い機械的強度は低温においても保持される。

低い誘電率・誘電正接等、優れた電気特性を持っている。

半透明。透明度が高い。

高い機械的強度を持つ。透明性や流動性がよく、成形加工しやすい。
圧縮強さに優れている。

耐高圧用パッキンやガスケット。
化学薬品の液面計・バブリングチューブ用パイプやボール。
ビーカーやピンセットなどの理化学実験器具等。
特殊な医薬品や電子・精密機械部品などの包装フィルム。

PVDF(ポリフッ化ビニリデン樹脂)   Clickしてください

フッ素樹脂のひとつ。
フッ素樹脂の中でも強度に優れた難燃性の素材です。
融点を134℃から169℃の範囲に持つ高強度の樹脂です。常用できる耐熱温度は150℃前後と言われ、熱安定性が良好な素材です。
またフッ素樹脂の中でも最高と言われる機械的強度を持っています。耐薬品性もよく、加工性に優れ、難燃性で燃えても発煙が少なくてすみます。電気特性もよく、強誘電性、圧電性にも優れます。
耐候性にも優れており、放射線にも強い樹脂です。
ほかのフッ素樹脂と比べて、加工性がよく、特に溶接がしやすい素材です。

  ポリフッ化ビニリデン樹脂   2フッ化(PTFEは4フッ化)

充填剤入りPTFE   

フッ素樹脂PTFEは樹脂の中でも優れた特性(耐薬品性、耐熱性、耐薬品性など)を持っています。
しかし、他の樹脂に比べてすべてが優れているわけではありません。
充てん剤を配合することによってPTFEの弱点である機械的性質を改善する効果があります。
目的によってカーボン、グラファイト、ブロンズ、二硫化モリブデンなどの充てん剤をPTFEに配合しています。
エステックでも充てん剤入りのPTFE素材を多く取り扱っております。

充填剤の種類 取り扱い素材 改善される性質
グラスファイバー G10 G15 G20 G25 耐摩擦性、電気的特性など
グラスファイバー+グラファイト GGR 耐クリープ性、静電防止効果など
グラスファイバー+二硫化モリブデン GMO 硬度、剛性、耐摩擦性など
カーボングラファイト CGR25 CGR33
カーボンファイバー CF CF10 CF15 CF20 CF25 耐摩耗性、耐クリープなど
ブロンズ BR60 熱伝導性、機械的強度、硬度など
グラファイト GR15 GR25 GR30
カーボンブラック CB3

GMO/GR15/BR60

CF10/CGR25/CGR33

G25/GGR

素材名 充填剤の種類と%
CF10 カーボンファイバー10%
CF15 カーボンファイバー15%
CF20 カーボンファイバー20%
CF25 カーボンファイバー25%
CGR25 カーボングラファイト25%
CGR33 カーボングラファイト33%
GGR グラスファイバー20%+グラファイト5%
GMO グラスファイバー15%+二硫化モリブデン5%
GR15 グラファイト15%
GR25 グラファイト25%
GR30 グラファイト30%
BR60 ブロンズ60%
G10 グラスファイバー10%
G15 グラスファイバー15%
G20 グラスファイバー20%
G25 グラスファイバー25%
CB3 カーボンブラック3%

テフロン®はアメリカ・デュポン社の登録商標です。

このエントリーをはてなブックマークに追加